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執筆者の写真くれは まゆみ

1/26 第17回 くれはカフェ 木津川市発達支援プログラム実現のために その1

今回のくれはカフェのテーマは

「木津川市発達支援プログラムの実現のために 〜当事者のお話を聴こう〜」

二回に 分けてご報告します。


自閉症スペクトラムの告知を20歳の時に受けた現在24歳の女性とその発達を見守って来られたお母様をお迎えして、お話を伺いました。


参加者は

保育の現場におられる方、

家族に発達支援が必要と感じておられる保護者さんや家族さん、

視覚障害をお持ちのお子さんを木津川市で育てて来られたお母さんなど みんなで12名。


自閉症スペクトラムと言っても困りごとは本当に様々あります。

今日は俗にいう「グレー」のお子さんの発達支援が話題になりました。


当事者さんは、たまたまその障害の傾向が学校生活に馴染むものであったり、また受験の際には個性を生かせたので、「普通の子ども」という自覚のもと、大学まで進学され20歳で告知を受けられたそうです。


一方。

お母様は、もう本当に小さい時から、お子さんの育つ様子に俗にいう「平均的でない」ものを感じておられました。

だからいろんな専門家との出会いを模索しつつ、得たアドバイスを生かしながら、進級する度、進学する度ずっと、お子さんの特徴を、理解が得られるまで学校に伝えてこられたそうです。


就職、独立を前に告知を受けた当事者さんはその後が一番苦しかったと言われていました。

今も体調を崩しがちな中、福祉の仕事に就きたいと頑張っておられる様子が眩しく感じられました。


これまでに起こった困りごとの事例を、子どもであった当事者さんサイドからと、保護者さんのサイドからと、二つの視点からお話を伺えることは大変貴重なこと。


情報操作が苦手な聴覚。

それもみんなよう我慢してるなあと思っていたそうですが、

常に、いろんな音が同じ大きさで聞こえてしまう煩わしさ…、そんな状況は17回くれはカフェでも変わらないわけで。

そんな中で、勇気を持って皆さんにお話をし、参加者の話も受け止め聞いて下さった当事者さんに心から感謝を申し上げます。

また、度重なる戸惑いを乗り越えたからこそ生まれるお母様の穏やかな雰囲気が、カフェ全体を包んでくれていたと感じます。

おかげさまで、ご参加の方もどんどん胸のうち、困りごとを伝え合えたように思います。お母様にも感謝です。


木津川市で子育てしてきた方、今壁を感じている方、これからその時期を迎えようとされている方、そしてこの15年、町政、市政を見つめてきたくれは本人の声から、木津川市発達支援プログラム実現に向けて、すぐに着手できそうな課題も見えたカフェとなりました。


これからに繋げていきたいと思います。






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